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お知らせ

鑑定会:第234回



前回の回答は、
石堂運寿是一淬之 安政六年秋八月
でした。
特徴:石堂運寿是一は長運斎綱俊の甥で政太郎と称し文政3年(1821年)に出生し後に6代石堂是一の養子となりそのご7代目を襲名した。
是一の初代は武蔵大掾是一と称し備前伝に終始し映りが出る作品で反りの少ない作品が多い。 
7代目の是一は長運斎綱俊の作に似て備前伝風の刃紋を焼くがその後作域は全く異なり相州伝を意識して匂口の深い互の目乱れの作品に終始する。
彼は特に門人の角元興に熱を入れて教えた為か彼との合作刀を時折見かける。
明治二年に龍 泉斎と名を変えたが明治の廃刀令によって刀剣の制作を断念せざるをえなかった。
明治24年11月24日75歳で亡くなる。
本作は石堂運寿是が中心となって元興入道松軒が鍛えた合作刀で身幅広く重ねの厚い、
何よりも片面が片切り刃で片面が鎬造りのの変わった形態であり切先が大きく延びた、
豪壮な体配で地金も良く見事な匂口の深々と付いた互の目乱れは師匠と弟子の合作刀
ならばの作品で千住での三ッ胴切断山田吉豊試之も資料的に貴重であります。
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第234回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年3月8日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:2尺3寸2分5厘(約70.30センチ)
反り:6分(約1.81センチ)
目釘穴:1個 
元幅:3.13センチ 
先幅:2.02センチ
重ね:0.82センチ 
時代:室町時代末期
体配:身幅3.13cmと広く重ね厚く反り深め切先の延びた健全で豪壮な体配をした刀。
地鉄:小板目肌に杢目肌が交じり良く詰んで地錵が付き綺麗な地金となる。
刃紋:錵出来直刃に小足が入り帽子乱れ込む。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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