前回の回答は、
勢州住千子正重
でした。
特徴:勢州住千子正重は村正一派の刀工で村正の弟子に正重がおりその弟子にあたる刀工であります。
村正系統、千子一派の特徴である表裏良く表している。
本作は茎が示す様に村正と同様な姿をしており忠実に作風を守っている事が良く分かる。
地金が良く刃紋も同様に特徴を良く示した作品であります。
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第236回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年3月22日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刀
刃長:69.8センチ
反り:2.5センチ
目釘穴:3個
元幅:2.74センチ
先幅:1.74センチ
重ね:0.63センチ
時代:室町時代
体配:身幅、重ね尋常な反りの深い。
地鉄:小板目肌に杢目肌が交じりはっきりとした映りが表れ所々荒れた部分も見えるが苦にはならない。
鎬線に沿って表裏に添樋を彫る。
刃紋:錵出来丁字乱れとなり小足が働く。
帽子乱れ込んで先尖りごころに返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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