前回の回答は、
無銘:直江志津でした。
特徴:直江志津とは美濃国志津の地から同国直江に移住した正宗十哲の一人である兼氏の門人達の総称であります。
在銘の現存するのは極めて少なく多くは大摺上無銘の極めものであります。
この刀は流れ肌の混じった鍛えや互の目乱れが混じり刃中、砂流が強くかかり刃紋に直江志津の作風が見られて地刃ともに良く煮えている。
刃紋はどこか正宗を彷彿させる刃紋です。
相州伝でもとりわけ地金の美しさには志津の風情が良く見て取れ更に上々の研磨が地金の美しさを見事に引き出しております。
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第422回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成29年1月21日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀工は誰でしょうか。
ヒント
1 : 体配が良い。
2 : 地鉄が小板目肌で実に良く詰んで美しい。
3 : 匂口の深い互の目乱れに丁字乱れが混じり矢筈風の刃が入り、刃中、砂流、金筋が働く。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)