前回の回答は、
伯耆守藤原凡隆
でした。
特徴:伯耆守藤凡隆は越前の刀工で明暦頃に活躍する。
この刀工は大変器用な人物で本作の如く兼元を写したり匂口の深い互の目乱れや
大互の目乱れを制作したり匂口の深い直刃を焼いたり多彩な作品を制作する。
越前下坂一派で康継の影響を受けたと考えられる。
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第243回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年5月10日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刀
刃長:2尺3寸6分(約 71.51 センチ)
反り:5分強(約 1.78 センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.29センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0.74センチ
時代:江戸時代
体配:身幅3.29センチと広く重ね厚く反りやや深く切先が延びた堂々とした作品。
地鉄:板目肌良く練れて地錵が良く付き肌目が良く見てとれる。
刃紋:錵出来のたれ、互の目乱れを基調として高低に変化のある作品
刃中、砂流、金筋が働き芋蔓が働き覇気ある刃紋となる。
帽子軽く乱れ込んで掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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