前回の回答は、
石堂是一精鍛作之/文久元年八月日 でした。
特徴:石堂運寿是一は通称政太郎と称し、
加藤長運斎綱俊の甥に当たり当初綱俊について鍛刀技術を学んだ
後に6代目石堂是一の聟となり、石堂家の七代を継いで是一とした
明治24年に75歳で没したと云われている
彼の作刀期間天保の末年から明治初年迄にわたり現存する作品が多い。
相伝備前を焼き上げるが刃紋は小錵出来の作品で覇気のある作品が多い。
この作品は匂口の深い錵出来で丁字刃を焼き動向の特色を遺憾なく発揮している
刃中に働きが豊富で匂口が明るく冴えて地刃ともに健全であり
棒樋と添樋を彫り特別な注文であったと考えられます。
特に地鉄の
================================================
第465回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年11月18日)
================================================
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:2尺1寸(64センチ)
反り:4分8厘(1.45センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.10センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.72センチ
体配:重ね厚く反り適度に付き、切先やや延びたがっしりとした体配の刀
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付く。
刃紋:錵出来、互の目乱れ、匂口深く入り足となり
刃中、砂流、金筋が働く。
================================================
回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
================================================
(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)