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お知らせ

鑑定会 : 第485



前回の回答は、
(菊紋)近江守源久道 (初代)/以南蛮鉄造之 元禄(五)年十二月吉日でした。
特徴:近江守源久道 初代は掘六郎兵衛と称し三品姓京五鍛冶の一人で、
始め近江大掾その後近江守を受領する。寛永3年に江州の出身で
京に上り伊賀守金道の門弟となりそのご菊紋を茎に入れる事を許され
その後大きく言えば三代迄継続する。正徳元年85才で亡くなる。
当時菊紋を茎に刻む事は許されず金道からかなり評価された刀工として
受け入れられたと考えられます。事実本作の出来は匂口の深い互の目乱れは
正に濤乱刃ともいえる大互の目乱れで匂口深く破綻のない作品で
彼の最高傑作刀と言えます。茎の状態が今少し良ければ重要刀剣にも匹敵される作品です。
(過去初代久道は2振り重要刀剣に指定されておりますが本作はそれに匹敵される作品といえます。)
是非御薦めしたい作品です。
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第485回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成30年4月28日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:63.9センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.81センチ
重ね:0.69センチ
体配:長巻直しの体配をそのまま写した生茎の作品で備前兼光を狙って制作した作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き映りが現れる。
鎬地:平地と同様な地金で小板目肌詰んだ地金となります。
刃紋:錵出来丁字乱れ焼く。
地金が詰んで綺麗な地金で通常は映りが出ません。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)