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鑑定会 : 第549回


前回の回答は、
薩陽士元平/天明二年二月日でした。

特徴:薩摩は島津家の庇護の元、多くの名工を輩出した。元平は薩摩新々刀前期を代表する刀工。
薩摩の藩工奥元直の子として延享元年(1744)に生まれた。安永六年(1777)に父を亡くし
家督を相続した。鍛刀は父に学び天明五年(1785)には「薩藩臣奥元平」と銘を切ることを許された。
寛政元年(1789)十二月に伯き守正幸と同時に受領、大和守を受領し
寛政二年から「奥大和守平朝臣元平」と銘を切っている。文政九年(1826)七月に八十三歳で没する。
本作は天明二年(1782)、元平38歳の時の作品です。

第549回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年7月27日)
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刃長:71.0センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.23センチ
先幅:2.20センチ
重ね:0.70センチ
刀身重量:800グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りが浅くがっしりとした作品で
切先やや延びた作品で肉置きが良く健全な作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き地景が入りよく練れた地金。
刃紋:刃区より直刃、その先数珠刃を焼き足が良く入り
刃中、砂流、金筋が働き明るく冴える。
帽子、のたれて丸く返る虎鉄帽子となる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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