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鑑定会 : 第562回


前回の回答は、
 薩摩臣奥考左衛門平元平(初代)/天明三年揆卯二月鍛之 (みずのとう)でした。

特徴:薩摩は島津家の庇護の元、多くの名工を輩出した。元平は薩摩新々刀前期を代表する刀工。
薩摩の藩工奥元直の子として延享元年(1744)に生まれた。安永六年(1777)に父を亡くし家督を相続した。
鍛刀は父に学び天明五年(1785)には「薩藩臣奥元平」と銘を切ることを許された。
寛政元年(1789)十二月に伯き守正幸と同時に受領、大和守を受領し寛政二年から「奥大和守平朝臣元平」と銘を切っている。
文政九年(1826)七月に八十三歳で没する。
門人に角元興、名古屋の青木元長がいる。二人の弟、元武、元安も優れた刀工で元平との合作銘の作品を残している。
江戸時代後期には幕府及び薩摩藩が武術を大いに奨励したこともあり、薩摩藩武道が隆盛した。
野太刀白顕流を命名した兼武の父が兼富(寛延元年、1748~寛政十年、1798)と言う人物で有るが本作との関連は定かではない。

第562回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年11月2日)
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刃長:48.2センチ
反り:2.4センチ
目釘穴:1個
元幅:2.65センチ
先幅:1.71センチ
重ね:0.8センチ
体配:身幅、重ね頃合いで反りが深目に付き、切先がやや延びる。
地鉄:小杢目肌よく詰んで地錵が付き、綺麗な地金に乱れ映りが現れる
刃紋:小錵出来互の目乱れ丁乱れに足、葉が葉入り、明るく冴える。
刃切れがあります。どこにあるか分かりますか?

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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