ご注文番号: 23287
刀: 白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
金粉銘: 延寿国吉 本阿(花押)(光遜)
中古刀:上作:良業物:肥後
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は延寿国吉としては上々作にランクされます。
鎺:素銅一重
刃長:67.1cm
反り:1.0cm
目釘穴:3個
元幅:3.2cm
重ね:0.7cm
刀剣重量: 785g
時代:鎌倉末期から南北朝期
体配:身幅広く、重ね厚く、反りが浅くつき鋒伸び心となる大磨上無銘の刀で表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌の小杢目肌が混じり精良な地金となり映りがよく現れる。
刃紋:小沸出来直刃に細かな小足が入る、 帽子刃に沿って丸く返る。
特徴:延寿は延寿太郎国村を祖として、鎌倉時代末期から南北長期にかけて活躍した肥後の刀工の一派で、中でも国吉は初代は国村の子と伝えられ数代続いたと言われている。祖である国村は、来国行の孫と伝えられており、来派に作風が似るが、刃中の働きが穏やかな点や帽子の返りが浅い点などが相違点として挙げられる。
拵え:
鐔:撫角形の鉄鐔に波千鳥図
目貫:赤銅地に獅子図
縁頭:赤銅磨地に龍図
小柄小刀:赤銅魚子地に貝殻図
葵美術より一言: 本作は明るく冴えた作品で、刃中に細かな小足が入り、霞む風情で柔らかな作品です。身幅広く重ね厚く、健全で出来のよい作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
価格: 1,250,000 円