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お知らせ

刀: 無銘(古備前)(特別保存刀剣)(委託品)

ご注文番号:AS25082

刀:白鞘入り、拵え付き (特別保存刀剣)(委託品)

銘: 無銘(古備前)

鞘書:来国俊 二尺二寸七分 但無銘也
表裏樋有之
昭和十七年 卯月下浣 
本阿弥光孫(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(古備前)としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:68.8センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:2個
元幅:2.83センチ
先幅:1.81センチ
重ね:0.65センチ
刀剣重量: 600グラム
時代:1184年頃の刀工を古備前と呼ぶ。平安時代末期の刀工。
当然、時代は経過しておりシミもありますが、地鉄の美しさがあります。
体配: 大磨上無銘の刀で反りが深くつき、鋒もやや長く、表裏に棒樋を彫る。
地鉄:板目肌よく錬れて黒い地景が入る。
刃紋:匂口の深い刃紋で長いシミもあり判然とはしない。
金筋が働き、潤いのある刃紋となる。帽子は小丸に返る。

特徴:昭和17年、本阿弥光孫先生は来国俊と判断をされましたが、刀剣博物館では時代はもっと古く古備前と判断を変えました。 古備前は平安時代末期の刀工で金筋が長く入っており、その古さを感じさせられます。私は古備前と評価された鑑定は正しいと思います。 国俊は地鉄の部分が出る傾向があり、古さを感じさせないという欠点があります。

拵:太刀拵
鍔:太刀鍔に桐紋を彫り金色絵
縁頭:雲の図
鞘:黒蝋色と鱗風鞘
目貫:鳥の図

葵美術より一言:多少の緩みがありますが、平安時代末期の作品ですからやむを得ない部分はあります。しかしながら地鉄はよく見てとれ、製作当時の地鉄をよく見て取れます。まずこのような作品は極めて珍しく、是非お薦めしたい作品です。
古刀の良い部分はほとんどが無垢鍛えとなっております。そのため芯金が飛び出すことはないと言っても良いのではないかと思います。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形

オークション開始価格:1,500,000円

落札者あり