ご注文番号: 24087
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:69.6cm
反り:1.6cm
目釘穴:1個
元幅:2.96cm
先幅1.85cm
重ね:0.61cm
刀剣重量690g
時代:江戸時代寬文頃
体配:身幅が広く重ねやや厚く反りが深くつき鋒が伸びた作品。
地鉄:小板目肌良く詰んで精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃となり帽子小丸に返る。
特徴:新刀:大業物:上々作:肥前
肥前の刀工近江大掾藤原忠廣、本名橋本平作郎は初代忠吉の実子で、父の没後、寛永10年(1633)から作品が見られ、寛永18年(1641)に29歳で近江大掾を受領した。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったと言われる。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩から屋敷と切米二十石を拝領し、肥前刀の発展に努めた。長寿であり、作刀期間は約60年におよび、作品数が多く、作風も多彩である。元禄6年(1693)に80歳で没した。切れ味が良く、大業物に指定されている。地鉄の美しさでは肥前刀随一と言われ、父忠吉に次ぐ名工と高く評価されている。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形