ご注文番号:22428
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)
銘: 賀州住藤原高平(高平2代)
新刀:業物:加賀
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 賀州住藤原高平(伝右衛門) としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀着せ一重
刃長:二尺三寸一分(70.0cm)
反り:6分5厘(1.97cm)
目釘穴:2個
元幅:3.01cm
先幅:2.17cm
重ね:0.67cm
刀剣重量:700グラム
時代:江戸時代延宝の頃
体配:身幅、重ねしっかりとした作品で重ねやや厚く反りが深くつき切先がのびた体配の
作品です、
地鉄:小板目肌の柾目が詰まり地景が入って精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れの高低がある作品で砂流、金筋を盛んに働き匂口が深く帽子尖り心に小丸風に先掃掛で金筋がよく入る
特徴:初代越中守藤原高平は四方助兼若の子、甚六兼若である。
慶長14年頃から父の後を継ぎ、元和6年頃に越中守高平を受領した。志津の流れを汲んだ初期の作風から兼若独特の箱乱れとなった。金沢藩では兼若を持つ者は禄低くとも娘をやると言われた程重宝されていた。葵美術より一言:刃区からゆったりとした匂口の深い互の目乱れ刃風に作品は物打ち近辺から上部では激しい濤乱刃となり砂流、金筋が激しく働く作品であり更に切先の刃紋は小丸に返り金筋や掃掛が激しく働く見事な作品です。このはげしく乱れる見事な作品を是非お求めください。
特別保存刀剣鑑定書
特別貴重刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳