ご注文番号:24064
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 河内守国助(初代)
新刀:上作:業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は河内守国助(初代) としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀二重はばき
刃長:71.4cm
反り:0.7cm
目釘穴:2個
元幅:3.05cm
先幅:2.04cm
重ね:0.8cm
刀剣重量:825g
時代:江戸時代寛永頃
体配:身幅広め重ね厚く反りが浅くつき切先がのびた体配の作品
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸が付いた綺麗な大阪地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口の深い浅目の互の目乱れとなる。
足良く働き刃中に砂流、金筋が入る。
特徴:生国は伊勢で小林と姓を名乗る。元は勢州亀山城主の長門守の臣下で
主家が滅亡した為その後刀工を目指し京に出てから堀川国広の門に入る。
初期国貞に良く似た作品を製作する。
正保4年5月30日に亡くなる。河内守を受領したのは寛永3年以前であった。
おそらく国広の門弟である越後守国儔の指導を受けたと言われている。
葵美術より一言:本作は約3cmほどの区送があるが地鉄は良く詰んで
見事な地鉄となり刃紋も穏やかな互の目乱れとなり、
刃中に砂流、金筋が良く働き飽きのこない見事な刃紋となる。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形