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お知らせ

刀:筑前守信秀(特別保存刀剣)

ご注文番号:22275

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:筑前守信秀
明治八年二月日

鞘書:田野辺先生鞘書
筑前守信秀
五字銘に明治八年紀を添え工最晩年老熟の技を示す優品也
因みに波の有年紀作の下限は明治十年也
重量感ある頑健なる形態を示し候而更に板目が流れて肌立つ地鉄に互の目が稍小模様に複雑に乱れる刃文を焼き良く沸付き砂流かかり盛んに焼崩れる帽子に結ぶなど後期の作域を把握する上で好資料なり。
刃長二尺四寸八分
干吋甲辰長月探山識(花押)
                         
新新刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 筑前守信秀 としては 上々作 にランクされます。

鎺:金着二重
刃長:75.3センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.16センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0.94センチ
刀剣重量 940グラム
時代:明治8年2月
体配:身幅、重ね厚く生刃を残し、
反りやや深く鋒ののび多体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く積んで流れ黒味のある地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れが良く働き刃中、二重刃に足、葉が盛んに働く

特徴:書籍『栗原信秀の研究』にこの作品は出ております(256ページ)。
明治4年に廃刀令がでてから多くの刀工は指示に従ったが
栗原信秀は明治天皇の御下命を受けて刀剣を18振り製作をし
明治6年も明治天皇の許可で拝観をゆるされ正倉院の宝剣を見ることができた。
さらに明治6年オーストリアのウイーンで明治6年の万国博覧会が模様され
特別に栗原信秀、是一、宗次等は国威を示す為に製作した。 
最も高かったのが38両3分は栗原信秀であったと言われている栗原信秀の研究参照。

葵美術より一言:明治8年になるとほとんど日本刀を製作する刀工はいなくなっていたと考えられ
特に信秀は天皇家にも可愛がられ特別な配慮があったと考えられる。 
明治10年になると刀剣の製作をやめている。諸説あるが、
彼は自分で製作した敷島の彫りのある短刀で自殺をしたといわれている。
本作をよく見ると古刀の様な作品をしており、帽子も同様である。 
まさに見事な作品で清麿風の作域が全くことなり独特な刃紋を製作しております。
この見事な作品を是非お勧め致します。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術正真鑑定書   
全身押し形

価格:3,400,000円

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