ご注文番号:23709
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:(梵字)精鍛龍王子源貞次(花押)
(梵字)昭和廿年二月吉祥日
鞘書:精鍛龍王子源貞次
昭和廿年二月吉祥日
藤代発行 新々刀集(刃文と銘字)p.234に掲載の品。
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は精鍛龍王子源貞次としては 最上作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重
刃長:68.0cm
反り:2.1cm
目釘穴:1個
元幅:3.14cm
先幅:2.29cm
重ね:0.67cm
刀剣重量:655 グラム
時代:昭和20年2月
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき鋒伸び心の体配の良い作品。
地鉄:小板目肌実によく詰んで無地風の地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れとなり足よく長く働き匂口が深い。鋒丸く返る。
葵美術より一言:人間国宝に認定された高橋貞次の終戦直前の作品です。
貞次は戦前から大変有名な刀工でしたが、戦後は仕事を中断せざるえませんでした。
私は以前高橋貞次の作品で、ウォルトン・ウォーカー中将に贈られた短刀をアメリカで購入したことがあり、それが彼の戦後最初の作品だったのではないかと思います。
桜の彫り物が施された作品で、日本語と英語で銘が刻まれていたのをよく覚えております。
本作は人間国宝精鍛龍王子源貞次の作品で 藤代商店発行 新々刀集(刃文と銘字)p.234に掲載されている品です。
見事な刃紋で是非お勧めしたい作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形