ご注文番号:24368
刀:白鞘入り(第12回重要刀剣)
銘:肥前国佐賀住源吉房
新刀:上作:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国佐賀住源吉房としては最上作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:73.8cm
反り:1.4cm
目釘穴:1個
元幅:3.11cm
先幅2.12cm
重ね:0.69cm
刀剣重量:775g
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅が広く重ねしっかりと長寸で鋒が伸びた
体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌実のよく練れて肥前地鉄、あるいは小糠肌とも言われる上品な地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ高低に変化があり表裏の波紋がよく揃う
刃紋は明るく冴えて一見すると河内大掾のごとく真夏の青空に浮かぶ積乱雲のごとく味わいのある刃文となり、帽子匂口が深く、丸く返る。
特徴:本作は第12回の重要刀剣で流石出来の良い作品です。
茂左衞門どいい初名は忠房、のちに吉総と命ずる。近江大掾に似た刀工で出来は素晴らしい。
葵美術より一言:重要刀剣の審査は出来によって大変異なります。 位付で重要刀剣が決まりますが年代で決まる物でもありません。本作のごとく出来が他の刀工と比べて抜きん出て素晴らしい作品はあるものなのです。本作は最上研磨が施され、地刃の良さを引き出しています。飽きの来ない優れた作品です。ぜひおすすめいたします。
第12回重要刀剣指定書
葵美術鑑定書
全身押し形