ご注文番号:24557
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国忠吉(八代)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国忠吉(八代) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済 最上研磨
鎺:金着二重鎺
刃長: 2尺2寸9分5厘(69.4 センチ)
反り:6分5厘(1.97 センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.07センチ
先幅:2.06センチ
重ね:0.52センチ
刀剣重量:685グラム
時代:江戸時代安政の頃(1855頃)
体配:重ね反り尋常で鋒が若干伸び、腰樋を表裏に彫る。
地鉄:梨地を思わせる精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃匂口が深く、足・葉が柔らかく盛んに現れる。
鋒丸みを帯びて掃掛ける。
特徴:7代忠吉の養子で橋本新左衛門と称し晩年受領を勧められるがこれを頑として断り応じなかった。安政6年5月26日享年59歳でなくなる。多くの地震が発生した。安政元年三月三日には日米和親条約を締結。肥前刀で最も出来の良い作品は3代陸奥、初代忠吉、近江大掾忠広に続いて8代橋本新左衛門忠吉になると私は思います。本作の忠吉は8代の橋本新左衛門で抜群の地鉄をした刀に匂口の深い直刃を焼き小足が入り葉が働くなど激しい作品となる。匂口も深くぜひお求めになることをお勧めいたします。
拵:
鍔:円形の赤銅鍔(献上鍔)
縁頭:赤銅魚子地に獅子を高彫りし金で色絵を施す。
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅で牡丹の図を高彫りし金で色絵を施す。
葵美術より一言:本作の橋本新左衛門忠吉の作品は出来が極めてよくまた拵は格調ある作品で藩の高級職が保有する拵であると思います。是非出来の良い作品であるのでおすすめしたいと思います。
時代背景:安政期には地震が多発した時代、さらに安政の大獄安政5年)及び桜田門外(安政7年)が起きた。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:1,400,000円