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お知らせ

太刀:傘笠正峯作之(特別保存刀剣)

ご注文番号:24196

太刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:傘笠正峯作之(人間国宝)
平成五年二月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は正峯としては上々作 にランクされる作品です。

鎺:金着一重
刃長:74.4 センチ
反り:2.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.50センチ
先幅2.44センチ
重ね:0.86センチ
刀剣重量 945グラム
時代:平成5年2月
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深く
鋒がのびた作品で表裏に棒樋がある。
地鉄:小板目肌よく寝れて詰んだ地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ匂口が深く小足が入り帽子乱れこむ。

特徴:隅谷 正峯は本名隅谷與一郎と称し1941年立命館大学
機械工学科卒業と同時に刀匠・桜井正幸に入門日本刀鍛錬所傘笠亭(さんりゅうてい)を
松任市に開いて多くの作品を制作する。昭和40年代には
新作刀最高賞である「正宗賞」を3度受賞1981年4月20日に「人間国宝」に認定された。
1981年に重要無形文化財「日本刀」保持者認定される。地金の研究も行われ
自家製の製鉄制作が行われ、それを鍛錬して隅谷丁子と
呼ばれる彼独特の丁子乱れを完成した。
皇室関係者の作刀も手がけられ、彼の製作した守り刀が
天皇陛下に制作された。現在現代刀制作ではトップの座に君臨しております。
平成10年12月12日逝去 享年77歳。本作は体配の堂々とした
鎌倉一文字を写し表裏に力強い棒樋を彫り
抜群の地金と隅谷丁子の華麗な刃紋に圧倒される作品です。

葵美術より一言:隅谷興一郎氏は皇室関係の仕事も行い
大変な評価を獲得しております。なを隅谷丁子と言われる
独特な刃紋も焼きさらに丁子映りも出す刀工でその優れた技量には驚かされます。
日本刀の最高を獲得した隅谷氏は彼からも著名な刀工として評価され続けると考えます。

時代背景:和31年、松任に鍛錬所傘笠亭(さんりゅうてい)を開く
昭和32年~39年まで、新作刀技術発表会に連続入賞。
昭和40年、新作名刀展において名誉会長賞と最高賞である
「正宗賞」を同時に受賞。日本刀鍛練所「両山亭」を新築。
昭和41年、「正宗賞」を再度受賞。毎日新聞社賞も受賞。
無鑑査刀匠、及び新作名刀展の審査員となる。
昭和42年、石川県無形文化財に指定される。
昭和47年、第一回薫山賞を受賞。
昭和49年、新作名刀展、「正宗賞」(3回目)を受賞。
昭和56年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
昭和59年、紫綬褒賞受賞。
平成2年、天皇陛下即位の大礼の宝刀を制作。
大英博物館「日本刀展」において講演を行う。
平成3年、秋篠宮眞子内親王殿下の守り刀を制作。
平成4年、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀を制作拝命。
平成5年、皇太子妃雅子殿下の守り刀を制作。
平成6年、秋篠宮佳子内親王殿下の守り刀を制作。
平成10年、12月12日逝去 享年77歳。

葵美術より一言:本作の人間国宝であった隅谷正峯の長さ74.4cm、
身幅35cm反りが深い豪華絢爛となった見事な作品です。
恐らく隅谷正峯の中でも指折りの作品と考えられる見事な作品です。
是非御薦めしたい作品です。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形

価格:2,500,000円(消費税、送料共)

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