ご注文番号:23429
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 備州長船春光(十郎左衛門尉)
永禄十三年二月日
鞘書:長船春光永禄十三年紀有し 寒山詩
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船春光としては上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長:7寸9分(23.94センチ)
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.3センチ
重ね:0.61センチ
刀剣重量 :165 グラム
時代:室町時代末期永禄頃
体配:身幅が広く重ね厚く、表裏に棒樋を彫り
重ねの厚い健全な作品です。
地鉄:小板目肌実によく詰んで精良な地鉄となる。
映りがよく現れる。
刃紋:小沸出来互の目乱れる。
特徴:備州長船春光の健全な短刀で精良な地鉄が特徴的です。
拵:
鍔:赤銅地に金と銀で紋様入れ流。
縁頭:小尻:鯉口:瓦金 赤銅地に海の波と
飛ぶ鳥の図柄を金で色絵を施す。
小柄;赤銅地に波の図柄と飛沫を金で
色絵をした作品大森英秀と名がある。
小刀:三利住人氏つと名がある
笄:赤銅地に波の図柄と飛沫を金で
色絵をした作品 柳川」直連と名がある
鞘:木の幹を模して製作した鞘。
目貫:赤銅地でカニを高彫りする。
葵美術より一言:春光は祐定。清光とは区別をつけたい作品であまり数打の作品は製作しなかったと思われます。
本作は健全であり、出来の優れた作品で映りが鮮明であることなどが特に優れた点です。短刀拵えと春光の等身は素晴らしく秋の来ない作品です。 是非お勧めしたい見事な作品です。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形