ご注文番号: 24491(委託品)
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:無銘(一文字)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(一文字)としては上々作にランクされます。
鎺:銀一重鎺
刃長:57.1cm
反り:1.4cm
目釘穴:1個
元幅:2.9cm
先幅:2.1cm
重ね:05cm
刀剣重量:480g
時代:鎌倉時代後期
体配:反りが深くついた大磨上無銘の太刀で棒樋を表裏に掻き通す。
地鉄:小板目肌よく錬れて地斑映り、乱映りが鮮明に立つ。
刃紋:匂出来丁子乱れに小足、葉が交じり、帽子乱れ込む。
特徴:一文字には古一文字、福岡一文字、吉岡一文字、片山一文字などありますが、証書に一文字のみ書いてある場合は福岡一文字あるいは吉岡一文字を指すと思われます。この作品は以前のお持ち主が無監査の研磨師である高岩節夫氏に依頼して2024年9月に出来上がったもので、領収書がついています。依頼主によると差し込み研ぎだそうです。
本作は57.1cmとほぼ刀の長さの脇差で、多少の緩みはあるものの華やかな丁子刃と映りが素晴らしく、間違いなく名品と呼べる作品です。時代は鎌倉時代中期から末期と思われる作品ですが、帽子の刃文が健全ではっきり見ることができます。名匠による研磨でよりいっそう魅力が引き出されています。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押形
価格:3,250,000円