ご注文番号:21511
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:山城大掾源国重
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 山城大掾源国重 としては上々作にランクされる作品です。
新刀:中上作:武蔵
はばき:金着二重
刃長:1尺3寸2分5厘(40.15cm)
反り:2分5(0.76cm)
目釘穴:1個
元幅:3.43cm
重ね:0.67cm
刀身重量:465グラム
時代:江戸時代 貞享の頃
体配:身幅が3.43cmと広く重ね厚くがっしりとした平打ちの脇差で肉置きがよく健全な作品です。
地鉄:板目肌、肌立ち地沸が付く
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱刃中、長い金筋、砂流 が働き帽子、丸く返り金筋、掃きかけて返る。
特徴:山城大掾源国重は水田一派で大月伝七郎と称し江戸や作州津山でも制作した
元備中の刀工で山城大掾源国重二代目に当たり江戸水田と称する。
葵美術より一言:山城大掾源国重は江戸水田と称され水田一派の流れをくんで江戸に於いて活躍する。 作風は本作の如く匂口の深い互の目乱に荒沸がつく作品が多い。
本作は比較的荒沸は少なく綺麗な厚い匂口となり野趣に富んだ激しい出来で刃中の砂流 、金筋が良く働く名品であります。 荒々しい野性味のある匂口の深い刃文に長い金筋が働きワクワクする雰囲気を醸し出し是非お勧めしたい作品です。
鎺は金着二重の出来のよい作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形