ご注文番号:16407
脇差:白鞘入り、拵え付き (特別保存刀剣)
銘:土肥真了
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は土肥真了としては上々作にランクされる作品です。
新刀:中上作:業物:摂津
登録証番号:島根 017519
交付年月日:昭和44年6月2日
刃長:57.5cm(1尺9寸)
反り:1.0 cm(3分3厘)
目釘穴:1個
元幅:3.14cm
先幅:2.35cm
重ね:0.69cm
時代:江戸時代 延宝の頃
体配:身幅広め、重ね厚く反り適度に付き切先の延びたしっかりとした体配の作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き綺麗な地鉄となる。
刃紋:錵出来、匂口の深い直刃を刃区から焼き出、その先匂口の深いのたれ互の目乱れとなり、帽子丸く先尖りごころに返る。
拵え:
鍔:木瓜形の鉄鍔に風景を真鍮象嵌で描く。
縁頭:赤銅魚子地に龍を彫り、色絵を施す。
目貫:花を容彫る。
鞘:黒呂色鞘
鐺:角
特徴:土肥真了は肥前の刀工。初代は肥前平戸の刀工土肥正則の子で、難波正宗と謳われた井上真改の門で学んだ。天和年間に帰国して肥前平戸松浦家の鍛冶となった。本作は身幅、重ねしっかりとした刀で出来は師匠の真改に良く似た作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形