ご注文番号:21171
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 無銘(吉岡一文字)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(吉岡一文字)としては 上々作にランクされる作品です。
鎺:金着二重鎺
刃長:59.8cm
反り:1.4cm
目釘穴:2個
元幅:2.81cm
先幅:2.16cm
重ね:0.56cm
刀剣重量 625 グラム
時代:鎌倉時代末期
体配:大擦上無銘で身幅、重ね尋常な反りが深くつき
切先がやや長めとなる。
地鉄:小板目肌良く練れて杢目が混じり映りがよく現れる。
鎬地:板目肌に杢目肌が混じる
刃紋:匂い出来、丁子乱れよくに小足が良く入り華やかな地鉄となる。
特徴:吉岡一文字派は鎌倉時代末期より福岡一文字に続いて始まり助光、助茂。助次、助義によって代表され南北朝時代にかけて活躍する。 作風は福岡一文字に似て大模様な華やかな丁子乱れの出来口もみられるが丁子乱れに互の目乱れが混じり小出来の作品が多い他に直刃調に丁子や互の目乱れが混じる作品。直刃に足が入る穏やかな作品もあります。
この作品は大模様の乱れは少なく丁子に互の目。地に割れがあるのが
惜しまれるが吉岡一文字の傑作であろうと考えられます。
葵美術より一言:人により異なりますが一般的に激しく乱れる作品を福岡、やや優しい丁子乱れの作品を吉岡と決めております。吉岡一文字には助光、助吉、助次、助秀等に代表されるほぼ刀の長さを保ち反りが深くつき吉岡一文字の作品です.
葵美術正真鑑定書
特別保存刀剣
全身押し形