ご注文番号:21324
脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 無銘(志賀関)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(志賀関) としては上作にランクされる作品です。
はばき:素銅地一重
刃長:32.9cm
反り:0.5cm
目釘穴: 1個
元幅:2.92cm
重ね:0.62cm
刀身重量:320グラム
時代:室町時代明応の頃 1492年
体配:菖蒲作りの作品で茎が長かったと考えられる
地鉄:地鉄は良いが真鉄の部分が柾目が目立つ
鎬地: 柾目肌が強い
刃紋:小互の目乱れ明るく冴えて明るい地肌となる
特徴:志賀関とは現在の名古屋市北区志賀町この近辺に移住した濃州の兼延、延次等の刀工群を指す。西志賀村には城跡があり、その需要に応じるために関より移住したと考えられる。 現在でも金城町2丁目20番地は鍛冶屋町と称されている。この脇差は明応頃1492年頃、兼延の作品ではないかと考えられる
拵:
鍔:角形に丸みをつけた鍔で赤坂とも思える作品です。
縁頭:鉄地に花びらを金色絵で施した肥後の縁頭
鞘:黒呂色鞘
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形