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お知らせ

鑑定会 : 第505回


前回の回答は、
無銘 (千代鶴守弘)でした。

特徴:千代鶴の名は越前来の祖、國安の童名を千代鶴丸と称したことに因んでいる。
初代國安は来の流れを汲み、越前に移住し現在の福井県武生市または敦賀市に居住したという。
在銘のものは国安親子二代、守重、守弘の数工に限られ、
國安と同時代の傍系に重國、國行がある。千代鶴というめでたい名が喜ばれ
賀寿、冠婚祝儀用に古来から人気が高い。千代鶴守弘は銘鑑には初代~四代があり、
初代は南北朝時代中期の文和頃(1352~)で来國安の子とされる。
二代は南北朝時代末期の至徳頃(1384~)、三代が室町時代の応永頃(1394~)、
四代は室町時代の嘉吉頃(1441~)である。
作風は美濃物を彷佛とさせる物や、相州風を取り入れた物などがある。
本作は体配と出来から南北朝期の作品で来国安の子と言われている。
鞘書には来と書かれ裏には達筆な文字で来国長と記載されております。
越前来とも呼ばれ、来一派の国安が越前に移住し、
当地で多くの作品を制作したと言われております。

第505回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成30年9月22日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:71.2センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:埋1、1個
元幅:2.92センチ
先幅:1.78センチ
重ね:0.63センチ
体配:大磨り上げ、身幅重ね共に尋常で反りの深い、体配の良い刀。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付き精良な地金となり
青江を思わせる潤いのある上品な地金となる。
地には淡い映りが現れる。
刃紋:錵出来、直刃、喰違風の刃があり匂口付く。
帽子丸く返る。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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