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鑑定会 : 第558回


前回の回答は、
 肥前国住近江大掾藤原忠広でした。

特徴:忠廣は肥前の刀工で、初代忠吉の実子。本名を橋本平作郎といった。
父の没した後の寛永十年紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に
二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠廣と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し
肥前刀の高揚に務めた。作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為
作品数は多く作風も多彩である。元禄六年(1693)八十歳にて没した。
切味が良く、大業物に指定されている。就中地鉄の精美な点では
肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。

第558回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年9月28日)
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刃長:71.5センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.89センチ
先幅:1.78センチ
重ね:0.58センチ
刀身重量:660グラム
体配:身幅、重ね尋常な反りがやや浅くうつ伏せ心の体配となる。
地鉄:小板目肌の小杢目肌が交り地錵が良く付き映りが現れる。
表裏に15cm近い棒樋を彫る。
鎬地:板目肌の杢目が大きく交り地金が良く見て取れる
刃紋:錵出来直刃にのたれが交り匂口が柔らかく
刃中、足、葉が刃縁が柔らかく付き、砂流、金筋が盛んに働く。
帽子:大きくのたれて小丸に返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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