前回の回答は、
村正でした。
特徴:村正は、濃州赤坂左兵衛兼村の子で伊勢国桑名の出身。
出来は平安城長吉に酷似しており何らかの繋がりがあったと考えられる。
一般的に村正は切れ味が抜群であると評価され又江戸時代徳川家にとって嫌われる刀として知られている。
徳川家康の祖父清康と父広忠は、共に家臣の謀反によって殺害されており、どちらも凶器は村正の作刀であったと云われ、
家康の嫡男信康が謀反の疑いで死罪となった際、介錯に使われた刀も村正の作であったという。
この事が徳川家にとって嫌われ多くの村正を持つ大名は銘を改ざんしたり無銘にしたりして村正を保有している事を隠したと言われている。
徳川家に反する大名は喜んで保有したとも伝えられている。 事実銘の改ざんされた村正はかなり多く事実を反映している。
本作は身幅広く三つ棟で表裏の刃紋が揃い出来も良く村正と断定してよい作域であります。
第568回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年12月14日)
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刃長:1尺9寸2分(58.18センチ)
反り:3分(0.9センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.32センチ
先幅:3.00センチ
重ね:0.61センチ
体配:身幅広く、重ねの厚く、反りやや浅く、大切先の脇差。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き地景が良く入る。
鎬地:小板目肌に杢目肌が混じり柾がかる。
刃紋:錵出来、匂口の深い互の目乱れとなり
刃中、砂流金筋が盛んに働き足太く、刃縁、柔らかく、
帽子のたれて返る三作風となる。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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