前回の回答は、
肥前国住近江大掾藤原忠広でした。
特徴:小錵出来匂口の深い直刃出来で刃中、金筋はいる。
肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。
父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、
寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。
受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し
肥前刀の高揚に務めた。作刀期間は約六十年と長く、
長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。
元禄六年(1693)八十歳にて没した。長寿であった為
作品数は多いが、寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。
切れ味が良く、大業物に指定されている。
地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。
本作は身幅広く重ね厚くがっしりとした健全な刀で地の荒れは全くなく
私見ではかってこの様な巨大といって良い近江大掾忠広の脇差は見た事
がなく研磨も宜しく無瑕無欠点の素晴らしい
私見ではかってこの様な巨大といって良い近江大掾忠広の脇差は見た事
がなく研磨も宜しく無瑕無欠点の素晴らしい作品となる。
第570回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年12月28日)
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刃長:73.0センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:5個
元幅:2.96センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.65センチ
体配:身幅、重ね共に尋常な反りの深い体配の良い、帽子の延びごころの体配の良い作品です。
地鉄:柾目肌よく練れて地錵が良く付き地景が入り柾目が精良で良く詰み長い地景が働く
刃紋:錵出来直刃、二重刃が交り小互の目、小足、葉が働き金筋が一段と働く
帽子錵出来強く先焼詰めとなり金筋が働く。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)