前回の回答は、
無銘(為継)でした。
特徴:為継は通説、郷義弘の子で、則重に師事したと伝えているが、
年代的な点にはなお検討の余地が有るとされる。
延文二年(1357)及び応安二年(1369)紀で「越前国藤原為継」銘の作が押し形に見られ、
また実存する作に応安七年紀で「濃州住藤原為継」銘の作があることから、
応安二年より同七年(1374)の間に越前より美濃に移住した事が分かる。
第572回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年1月18日)
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刃長:2尺2寸8分5厘(69.21センチ)
反り:4分5厘(1.36センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.28センチ
先幅:2.66センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量:830 グラム
体配:長捲を思わせる鵜の首造りの豪壮な
体配をした作品で身幅が広く重ね厚く大切先の豪壮な作品
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き細かく詰んで精良な地金となる。
刃紋:小錵出来丸みを帯びた丁字乱れが
刃区より続き足が良く働き葉が葉入り、刃中、細かな砂流
金筋が働き帽子、丸みを帯びた互の目乱れに丁字乱れが交り先尖り金筋が働く。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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