前回の回答は、
菊紋 一備陽長船住 奉 主同國岡府住松岡清二郎治則
天保十二年二月日 横山加賀介藤原祐永 でした。
特徴:茎に書いてあるように殿様のために製作された作品です。
その為「友成五十六代孫」とは入れずに殿様の松岡清二郎治則の好みである
長めの茎に堂々とした文字を刻んでおります。
大変珍しく貴重な資料であります。
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第677回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年2月5日)
刃長:72.72センチ
反り:1.06センチ
目釘穴:2個
元幅:3.29センチ
先幅:2.47センチ
重ね:0.72センチ
体配:身幅広く、重ね厚く、反りの浅い体配の良い刀。
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸が細かくつく。
刃紋:頭の丸い互の目乱れに丁子が交じる。
焼きに高低があり華やかに乱れる。足太く入り、葉交じり、匂口深い。
刃中、僅かに砂流、金筋入る。匂口が明るい。
帽子直ぐに小丸に返り僅かに掃きかける。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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