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お知らせ

鑑定会 : 第679回


前回の回答は、
大慶直胤造(花押)
於東都(彫義胤) 
でした。

特徴:直胤は安永7年(1778)頃、羽前山形に生まれ、荘司蓑兵衛と称し
水心子正秀の門に入り、後に正秀と共に秋元侯に仕えた。
文政四年(1821)頃、筑前大掾を受領し、嘉永元年(1848)に美濃介に転じた。
作風は多彩で、文化初期頃は師同様な大濤瀾乱れの作、天保頃には
大和伝、更に相州伝、美濃伝、山城伝の直刃を巧みにこなしている。
壮年期には備前景光・兼光の作風に似た逆がかった互の目丁字を多く焼き、
師である水心子正秀の唱えた実用論に沿った復古刀を目指したものと
思われる。各地で作品を残し幕末の最上作に評価されている。
特に天保時代に作刀された直胤の作品は「天保打」と呼ばれ、同工の最も
優れた作品が作られている。天保五年(1834)に作られた相州伝の作には
重要美術品に指定されているものがある。
また直胤は次郎太郎直勝、水心子正次をはじめとする非常に優れた門人を多く輩出した。
安政四年(1857)に七十九歳で没した。

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第679回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年2月19日)

刃長:70.8センチ
反り:2.6センチ
目釘穴:2個
元幅:2.46センチ
先幅:1.46センチ
重ね:0.49センチ
刀身重量:500グラム
体配:身幅、重ね優雅にほぼ初茎の状態で反りが深い。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が良く現れ映りが現れて美しい地鉄となる。
鎬地:板目肌に杢目肌が連なり杢目肌が美しい
刃紋:丁子乱れ、小互の目乱れと高低差が現れ先、
穏やかな直刃調となり美しい青江一派を思わせる作品です、刃中に金筋が働く。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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