前回の回答は、
長光
でした。
特徴:長光は備前の最も著名な刀工で多くの弟子を育成する。景光、近景、真長など多くの刀工を育てている。
長光は光忠の子で長船鍛治の系統で備前鍛治の大きな存在であります。左衛門
尉と称し左近将藍は通説2代と言われているが藤代氏の意見では初代ではないかとの説で
ある。作品は当初光忠のごとく大丁子を焼きのちに直刃調の寂しい刃紋へと
移っていく。現存する古名刀の内長光ほど優れた作品を多く残している刀工は少ない。
刀剣製作は長光が一人で製作したのではなく優秀な刀剣制作者が何人かおりそれらの刀工
が懸命に助け合って製作したと考えられる。
それと当時長光は人気も高く大名家でも相当有名でありか悪大名家が争って手元におくと
いう習慣があり大切に保存されたと考えられます。
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第763回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和5年10月7日)
刃長:2尺2寸7分5厘(68.9センチ)
反り:5分(1.5センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.07センチ
先幅:2.71センチ
重ね:0.67センチ
刀剣重量:660グラム
体配:大きな長巻を直した作品。
地鉄:小杢目肌に小板目肌がよく混じり映りが鮮明に現れる。
刃紋:刃紋は丁子乱れが逆さ丁子乱れとなる。帽子は乱れ込む。刃中には砂流、金筋が働き、足が柔らかく入る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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