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鑑定会 : 第810回


前回の回答は、
肥前国住近江大掾藤原忠広
でした。

特徴:肥前の刀工近江大掾藤原忠廣、本名橋本平作郎は初代忠吉の実子で、父の没後、寛永10年(1633)から作品が見られ、寛永18年(1641)に29歳で近江大掾を受領した。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったと言われる。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩から屋敷と切米二十石を拝領し、肥前刀の発展に努めた。長寿であり、作刀期間は約60年におよび、作品数が多く、作風も多彩である。元禄6年(1693)に80歳で没した。切れ味が良く、大業物に指定されている。地鉄の美しさでは肥前刀随一と言われ、父忠吉に次ぐ名工と高く評価されている。
 

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第810回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年8月31日)

刃長:67.1センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:3個
元幅:3.18センチ
先幅:2、18センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量 :785 グラム
体配:身幅が広めで重ねも厚め。反りは浅く、切先が伸び心となり表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌の小杢目肌が混じり精良な地金となり映りがよく現れる。
刃紋:小沸出来直刃に細かな小足が入る、 帽子刃に沿って丸く返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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