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鑑定会:第237回



前回の回答は、
備州長船則光 金象嵌(天和三 三月十九日三ッ胴落)
金象嵌(天和元八月十日釣胴落)寛正六年八月日 でした
でした。
特徴:備州長船則光は初代は鎌倉時代末期と伝えられ室町時代末期迄続く刀工群である。
本作はその文安頃の作品で五郎左衛門当たりの作品と鑑せられる作品です。
金象嵌(天和三 三月十九日三ッ胴落) 金象嵌(天和元八月十日釣胴落)寛正六年八月日と珍しい金象嵌銘の作品です。
新刀、新新刀では金象嵌銘銘は良く見る事がありますが古刀では珍しい。
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第327回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年3月29日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:1尺2寸8分(約 38.78センチ)
反り:2分(約 0.60センチ)
目釘穴:1個 
元幅:3.07センチ 
重ね:0.58センチ 
時代:江戸時代初期
体配:身幅広く重ね厚くがっしりとした平打の寸延短刀。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き地景が入りざんぐりとした精良な地金となり地班ごころを交え黒味をおびた地金で刃区近辺から水景映りが現れる。
刃紋:錵出来、小のたれ互の目乱れ混じり所々のたれが角がかり小錵良く付き物打ち辺やや焼き幅広め錵強く良く付き金筋、
砂流細かにかかり小さくほつれ湯走りを交え匂口沈みこころとなる。
帽子:直ぐにやや直線的に走り先尖りごころに小丸に返り掃掛となる。
彫り物:表裏下半表は三鈷付剣、裏は梵字とその下に爪付の護摩箸を丸留にする。
ヒント
1:中心の形態は図の如く
2:刃区の下より水景があらわれる。
3:身幅広く重ね厚く先反りがあり彫りが彫られている。
4:刃紋はのたれに錵の深い互の目乱れとなり角ばった刃紋。
5:相州伝で覇気の富んだ刃紋で刃中に砂流、金筋が働く。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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