前回の回答は、
宗勉兼好筑前国作
でした。
特徴:筑州住宗勉は昭和2年生福岡で生まれ本名勝と称し新作コンクールにおいては数数の賞を獲得した後に平成9年に無鑑査となり切れ味を重視して制作を行う。
特に清麿写しは見事な作品で刃中の金筋は清麿を上回る程である。
又助広写しの濤乱刃も見事であります。
本作は白梅の咲く頃の平成17年に制作された作品で穏やかな互の目乱れの中に金筋が盛んに働くなど清麿を意識して制作された作品と考えられます。
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第246回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年5月31日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
太刀
刃長:70.6センチ
反り:2.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.52センチ
先幅:1.60センチ
重ね:0.96センチ
時代:江戸時代末期
体配:身幅、重ねが0.96センチと太く
表裏に棒樋を彫り反りの深い体配の良い刀。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が良く付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:錵出来直刃に小足が良く入り砂流がかかり帽子掃掛となる
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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