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鑑定会:第257回



前回の回答は、
無銘(伝 長谷部)(長谷部國信)
でした。
特徴:長谷部一派は國重、國信を筆頭として多くの刀工が活躍する。
正宗十哲の一人として著名な刀工で相州の流れを汲んで広光、秋広に続いて
皆焼を焼く名人として知られております。  南北朝時代の特徴として身幅が広く重ねの
薄い先反りの浅く茎の短い作品が特徴と云えます。 棟は殆ど三棟となり地鉄が肌立つ作品が多いと感じられます。
本作は三棟で茎が短く尋常な短刀の体配をしておりますが通常の短刀としてはやや形態が異なり
南北朝時代の姿を感じさせます。
互の目乱れは匂口の深い中に砂流が良くかかり名品の貫禄を感じさせます。
刃紋の焼下げが棟区までかかるのは長谷部一派の中で長谷部國信が近く恐らくこの刀工に該当するでしょう。
 
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第257回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年8月29日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:2尺4寸2分5厘(73.48センチ)
反り: 6分1厘(1.83センチ)
目釘穴:3個 
元幅:2.85センチ 
先幅:1.98センチ
重ね:0.64センチ 
刀身重量:600グラム
体配:大摺上無銘、表裏に棒樋を掻き通す。
身幅、重ね尋常な反り深く中切先の形態で優美な体配をした作品
地鉄:小板目に小杢目肌が混じり細かく柾風に流れ
地錵が厚く付き精良な地金に淡く映りが現れる。
刃紋:錵出来、直刃しまりごころの冴えた刃で帽子丸く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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