前回の回答は、
無銘(延寿)
でした。
特徴:延寿一派は来国行の孫、国村を祖として鎌倉時代から南北朝時代迄肥後菊池郡隈府の地で活躍した国時、国資、国泰、国吉などが有名な刀工として上げられる。
出来は来國俊にも劣らない作品も多く特に地金の素晴らしさや直刃出来の品格さや淡い映りの様は見る者を感激させます。
本作は重要刀剣に指定されており飽きのこない見事な作品です。
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第258回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年9月6日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
脇差
刃長:57.8センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:2.77センチ
先幅:2.03センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量:385グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅、重ね尋常で表裏に棒樋を彫り反り適度に付き切先やや延びる
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き地景が良く刃入り品格のある美しい地金となる。
刃紋:錵出来、匂口深く刃区より直刃、その先匂口の深い丸みを帯びた数珠刃を焼き刃中、煙る様な明るい刃となる。
帽子:丸く返り焼下げる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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