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お知らせ

鑑定会:第279回



前回の回答は、
伯耆守平朝臣正幸/文化三年寅二月七十三歳造でした。
特徴:薩摩の藩工伊地家正幸の作で二代正良の子供、亨保18年に生まれ
文政元年86歳で没し85歳迄作刀を行い長寿を全うする。
伯耆守平朝臣正幸は元平と共に薩摩新々刀を代表する刀工で
共に相州伝の志津を狙って制作を行う。 事実、正幸や元平が
無銘にされ古作の志津や正宗等に無銘極めに改竄されている刀も多い。
本作は地金も極めて良く刃紋も錵出来相州伝を良くこなし刃中の砂流、
金筋が良く働き切先の延びた南北朝時代を良く写し
正幸の傑作といって良い刀で既に重要刀剣に指定された作品です。
はばきは金無垢47グラムの上杉家の家紋(竹に雀(上杉笹)がついております。
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第279回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年2月21日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:70.2センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個 
元幅:2.9センチ 
先幅:1センチ
重ね:0.61センチ 
刀身重量:670g
体配:身幅やや広め、重ね尋常、反りの深い切先の延びた体配の良い刀
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸がつき、綺麗な地金となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れ、夏雲を思わせる匂い口の深い互の目乱、足柔らかく入り、
刃中、砂流し、金筋が盛んに働く。特に長い金筋が見事。帽子丸くほぼ湾れごころに丸く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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