前回の回答は、
無銘 (了久信)でした。
特徴:了戒久信は山城了戒の子供で初代信國の父と云われている
来國俊の門人。本作は山城了戒の息子の作品と鑑定された
抜群の詰んだ素晴らしい地金で刃中に細かな金筋が働く名短刀です。
特に地金の緻密さは改めて鎌倉時代の山城の地金の
美しさに圧倒されてしまいます。
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第308回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年9月12日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:71.6センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.21センチ
先幅:2.26センチ
重ね:0.69センチ
体配:身幅広く重ね厚く反り適度にあり切先が延びた体配の良い作品。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き精良な小糠肌となる。
刃紋:小錵出来、直刃で匂口は深く刃縁柔らかく足良く柔らかく入る。
帽子丸く匂口の深く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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