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鑑定会:第326回



前回の回答は、
伯耆守平朝臣正幸でした。
特徴:伯耆守正幸は元平とともに江戸後期の薩摩を代表する刀工で、薩摩藩工であり、安永・天明年間の初期作には薩陽士または薩藩臣と頭に切っている。
寛政元年に大和守を受領、長生して八十三歳で没した。
元平、正幸共に相州伝を最も得意として匂口の深いのたれ互の目乱れに
黒味を帯びた地金に地景や芋蔓といった働きを有し、帽子は複雑の乱れ込む風があり、
相州伝、中でも志津、直江と間違われる出来で良く銘を無銘にされて志津と極められている作品も多い。
本作は見事な相州伝で身幅がまさにごりごりで貫禄のある体配をした名作の一振りであります。
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第326回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年01月30日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:57.1センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:2.84センチ
先幅:2.12センチ
重ね:0.54センチ
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅、重ね尋常なやや長めの大脇差。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き地景、激しく現れ綺麗な地金となる。
刃紋:錵出来、匂口深く、刃区より太直刃、その先、足太く入り互の目乱れとなって
足、葉柔らかく刃中。砂流と金筋が良く働く
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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