前回の回答は、
備前助依でした。
特徴:備前助依は古備前建長に一人福岡一文字に一人備中に数人存在する。一見すると古青江に酷似する作品であるか銘に備前と彫る所から福岡一文字の助依とも思われる。 銘の切り方がたどたどしく微笑みを感じさせる
匂口の深い互の目乱れで趣があり堂々とした姿で好感が持てる。
鎬地がやや荒れごころなのは鎬地を削ったからと考えられます。
地には乱れ映りが鮮明に品格のある案配で欠点のない拡張ある堂々
とした作品であります。在銘品である事が素晴らしく是非御薦めしたい太刀です。
================================================
第335回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年04月03日)
================================================
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:8寸9分(26.96センチ)
反り:5厘(0.15センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.94センチ
重ね:0.61センチ
体配:身幅広い平造の短刀。生なかご。表に護摩箸、裏に腰樋に添樋を彫る。
地鉄:板目肌、柾ごころに地沸付き白け映りが立つ。
刃紋:互の目乱れ、小沸付き、砂流し盛んにかかる。帽子は乱れ込み先尖りごころに返る。
================================================
回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
================================================
(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)