前回の回答は、
肥後守国康でした。
特徴:肥後守国康は名を小林源左衛門と称し、
二代国助の弟で作風は二代国助に酷似した作品です。
とかく二代国助の華々しい拳形丁字乱れに隠れた存在の國康ですが、
出来としては國助より実力が上と感じさせます。
現在重要刀剣に指定されている國康の最高傑作品で
刃中の長い金筋の働きは見事です。
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第346回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年07月10日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:54.3センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.22センチ
重ね:0.58センチ
体配:身幅、重ねしっかりとした反り適度に付き切先やや延びる
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き地景が入って綺麗な地金となる。
刃紋:刃区より直刃、その先匂口の深い互の目乱れとなり
刃中、砂流、盛んに働き細かな金筋が混じる。帽子三作風にのたれて返る
ヒント
1:帽子が通常短い
2:刃紋の互の目乱れはやや角ばり、刃中におおくの砂流が働く
3:焼出しがある。
4:表に菊紋と裏にも銘を入れる
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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