前回の回答は、
無銘(兼長)でした。
特徴:兼長は長船長義の門人で相伝備前の作者として、
極めて良く知られた刀工であります。本作は身幅が広く重ねが厚く反りの深い
堂々とした相伝備前の特徴を良く表し肉置も良くどっしりとした健全な作品です。
地には明瞭な映りが表れ切先の刃紋も相伝の特徴を遺憾なく発揮しております。
本作には鍋島家の家紋が金無垢のハバキに彫られております。
さすが大名家の所蔵された品物で健全な見事な作品で上を狙える御刀です。
相伝備前の最高作である兼長を是非お求め下さい。
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第348回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年07月24日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:58.1センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.11センチ
先幅:2.62センチ
重ね:0.62センチ
体配:身幅広く重ね厚くがっしりとした刀で切先大きく延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き細かな地景が入り黒味のする精良な地鉄となる。
刃紋:錵出来に匂口深く尖り互の目乱れを交えた互の目乱れとなり
刃中、砂流、金筋が良く働き、帽子同様な乱れ込んで匂口深く先は掃掛て返る
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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